デジタルカメラ活用術

リングフラッシュ「RF−50」用
マクロコンバーター「WM−52」



デジタルカメラにリングストロボを取り付けたいと言う人のために生まれたのが
SRincのリングフラッシュ「RF−50」です。


(追記:RF−50はC2020Zoom、C3030Zoomでも使うことが可能です。)


リングフラッシュを取り付けたときは「マクロ撮影」をする時であって、
当然マクロモードにデジタルカメラをするのですが、
これでも接写率が足りない場合はクローズアップレンズを併用します。

これまではクローズアップレンズをデジタルカメラのレンズ前部に備わるネジ込み径にセットし、
そこへリングフラッシュを更にネジ込んで装着するのがこれまでの「常識」でした。

ところがどっこい、その常識を覆した便利なグッズが有ります。
リングフラッシュ「RF−50」を日本で販売代理する W-WING SOFT さんの手により
RF−50ユーザーのために開発し、販売を開始しました。
(W-Wing Soft さんは歯科医師関係の方を基本的に対象としています)

これから紹介する「WING MACRO (WM−52)」がそれです。

これまでのネジ込み式でクローズアップレンズを取り付けた場合、
そのカメラはその時点で完全なマクロ撮影専用カメラになってしまいます。
例えばマクロ撮影もするが、同時期に通常の撮影もしたいとなると、
その都度クローズアップレンズとリングフラッシュをカメラから取り外さねばなりません。
しかもネジ込んで装着しているため、とても瞬時には難しい作業です。

これを解決したのが「WING MACRO (WM−52)」で、
リングフラッシュをデジタルカメラに装着したまま
「マクロ撮影」「通常撮影」をほんの数秒で切り替えられます。
しかもネジ込み式ではないので、
引っこ抜いたり差し込んだりと行った方法で切り替えを行っています。

では早速それがどんな物か見ていきましょう。

これが
WING MACRO (WM−52)
究極のマクロアタッチメントです

製品をアップで見てみると
46mm径のクローズアップレンズが取り付けられているのが分かります(左写真)
このクローズアップレンズ自体はカメラ用の物と同じです。

胴体に目をやるとフエルト生地の様なものが貼り付けられています(右写真)
これがRF−50と合体する際に重要な意味を持ってくるのです。


装着の様子


まずデジタルカメラとRF−50を合体させます
デジタルカメラは今回C2000ZOOMを使っています



そこへ、
WING MACRO (WM−52)
の突起部をRF−50の凹部に差し込みます
この際、先ほどの「フエルト生地」が摩擦抵抗を発生し、
WM−52が撮影中に抜けることを防いでいます
引っこ抜くときもそれほど力を入れずにスポっと抜けます



するとこんな感じ
RF−50にスッポリしハマっているのがお分かりでしょう


もう1つ重要なことが有りまして、
この写真を見てください。
右がWM−52を装着した時の物で、「フラッシュ部」が面積で半分程度被さっています。
実はRF−50はクローズアップレンズを使って30センチ以下に近づくと
ストロボの光が強すぎて、撮影した画像が白飛びを起こしてしまう障害が有ります。
この対策に減光フィルターを使ってみたり、
ストロボ部にケント紙を貼ってみたりしていたのです。

これがWM−52を装着した時に被さる事で発光量を抑えることが出来、
白飛びの発生を防いでくれるのです。



WM−52を使った
サンプル画像
(装着すると、すごい撮影しやすくなりました)







クリックするとVGAサイズの画像になります(40KB程度)



WING MACRO (WM−52)」の本来の活用場所は歯科医師の現場に於いてでして、
患者の顔と歯並びを同じカメラで撮影したいと言う要望から生まれました。
WM−52には他にセットとしてマクロ倍率の違う物と、
白飛びした際のPLフィルターも一緒になっています。
また、WM−52自体にもクローズアップレンズの他に肌の色を奇麗に出すための
色温度変換フィルターも組み込まれています。

これらはすべて歯科医師の現場で使いやすいように作られたのもので、
この方面の関係者の方は必須のアイテムになる事は間違いないです。

手に入れる方法は歯科医師関係者なら備品の仕入先から、
取り扱っていない場合や歯科医師意外にデジタルカメラで応用したい方は
W-WING SOFT さんへ
直接問い合わせて見てください。

99/05/08