デジタルカメラ活用術

野鳥観察システムの製作
「観察箱を作る編」


以前にデジタルスカイプロジェクトと銘打って凧にデジタルカメラを取り付ければ
空中から撮影が出来るのではと考えていました
そちらの方もその内にやってみたいところですが、
今回はその時に使おうと思っていた「ビデオトランスミッター」を使って
野鳥の観察を遠隔操作でデジタルカメラを操作したり、
自動で撮影させたりする装置を作ってみようと思っています
とりあえず仕事の合間に観察箱を製作してみました


試作機なので大きさにはこだわらないことにしました。
そこで「漬物」が入っていた容器を使うことに決定!
デジタルカメラの候補はリコーのDC−2E
このカメラはモニターを外す事が可能で、
電池の節約にもなることと
リモコンを使った操作が可能な為



左がビデオトランスミッター
デジタルカメラからビデオ出力された信号を
UHF13chのテレビ電波に変換し送信する

デジカメとの接続は上の写真のように
コネクタで取り付ける
DC−2Lなら音声も飛ばせるぞ!


まず「漬物のケース」のフタの部分の加工
フタにトランスミッターを取り付ける


こちらが取り付けた図
フタを突き破って飛び出しているのがアンテナ


デジタルカメラ本体は漬物ケースの中に入れて
位置を合わせてレンズ部をくりぬいた


今のところ中はデジカメとトランスミッターのみ
単純な仕組みだ
こちらは小型の充電池
その内に組み込んで12時間程度の連続駆動が
可能なようにする予定


ジャーン!

完成なのだ
防水処理も一切していないので、
晴れた日のみ対応

その名は
「野鳥観察箱 1号」


各機器の電源を入れると、近くで受信したテレビ画面にデジカメが捕らえる映像がリアルタイムで表示できた

特にDC−2シリーズはビデオカメラ並みにスムーズな映像である



次回はこれを外に置いて実験してみることにする


99/03/11
デジタルカメラ大実験へ