デジタルカメラ改造シリーズ

外部レリーズ端子付きQV10A
「試作1号機完成!」


ところで皆さん
デジカメのシャッターは右手の人差し指で押すのが当たり前って思ってません?
今までの常識を変えるべく改造したQV10Aをここに紹介します

外部レリーズ(シャッターボタン)が欲しいなぁと私はいつも思ってました。
これが有ると
インターバル回路と組み合わせた一定間隔ごとの画像の取り込みが出来たり、
光や音で反応してシャッターを押せたり、
人間や小動物が通るとシャッターが押されたりと
「シャッターを押す」と言う行動に人間の判断の必要性が無くなるわけです。
これを使って雷の自動撮影
小動物の監視
来訪者の画像記録
凧に取り付けての空中撮影
等々、とにかく応用範囲は広くなります
では、早速QV10Aへの改造の模様を見ていきましょう

注意!
何度も書きますが、この作業によって壊れる可能性があるので
真似する時は自己の責任でおやりください


分解までの工程は以前のレポートを参考にしてください

作業のしやすさの為、
2つの基盤をつないでいる
フラットケーブルを外す(引っこ抜く)
ボタンスイッチ類が有る基盤とを分離する
写真のコネクタのみでつながれており、
ネジ等は有りません


ボタンスイッチ類が乗っかっている基盤
この右側一番上に有るのがレリーズスイッチである
ここに改造を加える事になる


大きな画像でも見れます 大きな画像でも見れます
これ(中央)がレリーズボタン
ここを押すとシャッターが切れるのだ
細いリード線を
写真の部分に「はんだ付け」
細かい作業なのでショートに注意!
(画像をクリックすると大きな画像で見れます)


今度はQV10Aの本体カバーに穴開け
プラスチックなのでキリで簡単に開く
但し、弱いのでヒビが入らないように慎重に!
開けた「穴」


この「穴」から先のリード線を通して
外に引っ張り出す


カバーを元に戻して完成!
にゅ〜〜っと出たリード線が
外部レリーズ端子である


引っ張り出した線の先には
ピンジャックが付けられている
これを外部の装置に差し込むと、
色々な応用が出来るのである


早速電源を入れて実験!
ピンジャックを針金で短絡させると、
しっかりシャッターが切れました!
やったねっ

作業は大体1時間程度で、
ハンダと電気回路に慣れた人なら朝飯前
こんな簡単なものなら、
最初から製品にジャック端子を付けといてもらいたかった程だ


98/07/25
デジタルカメラ大実験へ